2級小型船舶免許取得に向けて必要書類を揃えて送付後、受講日がやってきました。
私が申し込みをしたのはマリンライセンスロイヤル四国、国家試験免除コースで最短2日間コース。
会場は香川県三豊市詫間町にある「スヤママリン」で行われます。
学科:12時間 ・ 実技:4時間 計16時間を2日間で行うという日程です。
1日目は 7時30分集合 8時00開始で17時00終了 休憩あり 実技4時間 学科4時間
2日目は 8時30分集合 9時00開始で18時00終了 休憩あり 学科8時間
2日目17時00で学科が終了し その後「学科修了試験」70分に合格すれば無事。2級小型船舶免許取得となります。
国家試験免除コースと言っても最後には修了試験があります。
勿論実技教習後にも実技試験があります。
騙された感がありますが仕方ないです。頑張りましょう。
先生によると9割は合格するとの事。
「じゃあ1割の人は不合格なのか!」って話をするとだいたいの人が学科中に寝てる人だったりだそうです。
高いお金払ってるから寝てても大丈夫だと安心は出来ないです!
自分は「船長になる」船長になれば万が一事故などがあった時に責任を負うことになる。しっかり身につけたいと思います。
国家試験免除コースと受験コースでは何がどう違うのか私なりに下記にまとめてみました。
国家試験免除コースは、
学科について
・法律に定められた時間の教習を「教員」が行います。
私が受けた2級小型船舶では12時間。
1級小型船舶では24時間の教習が必要です。
・教習後直ぐに審査「学科修了試験」が受けられます。
↑「学科修了試験」に残念ながら落ちたとしても、
1年間は合格するまで無料で受験できるそうです。
実技について
・法律に定められた時間の教習を「教員」が行います。
1級、2級とも4時間の教習が必要です。
・実技終了後直ぐに審査「実技試験」が受けられる。
・教習で学んだ水域で審査「実技試験」が受けられる。
・実技試験は先生とのマンツーマンなのでまず落ちることはないです。
・また実技試験「審査」はその場で合格の可否はわかりません。
・実技と学科総合での判断で合格となるようです。
受験コースは
学科について
・独学で勉強する。どこかのスクールに一時的に通う。
学科試験は指定された日に試験会場へ行き受験する。
・国家試験に落ちてしまうとその回数だけ受験費用がかかる。
実技について
・独学で勉強する。どこかのスクールに一時的に通う。
学科試験は指定された日に試験会場へ行き受験する。
・国家試験に落ちてしまうとその回数だけ受験費用がかかる。
どちらが良いと言うのは個々の判断なのでしょうが、実技はなかなか船に乗って練習する場所などが限られて来ます。
素直にスクールなどに通ったりするのが適当ではないかと思われます。学科の方は正直独学でもなんとかなると思います。
費用を出来るだけ抑えて免許を取得したい。と言う方は独学で必死に勉強し国家試験を受験するコースになるでしょう。 費用が少しかかったとしても短期間で確実に取得したいと言う方は国家試験免除コースを素直に受けるべきだと私は思います。
1日目の内容は、実技4時間、学科4時間です。今回の受験者は私を含め4名。
実技は一人に先生1名で船は二船あるそうです。受験者は4名なので、1日目は二人ペアで午前実技をする二人、午後実技をする二人と
分かれての教習になるそうです。受験者4人(私を含め)とも午前午後どちらでも良いとのことだったので、申し込み順から実技との事
で、私こと波止は午前は実技教習となりました。
今回ご指導を頂くマリンライセンスロイヤルの先生方は3名。お三方とも広島の方だとか遠い所からお仕事とはいえご苦労様です。
学科指導で1名。実技指導はマンツーマンで先生とのご指導にいただけるとの事。
4時間教習後の後、審査「実技試験」は先生が入れ替わって審査をするとの事でした。
まず実技船に乗る前に、教わるのが船舶ロープワークです。船を固定させる(係留させる)時などロープワークが出来ないと始まりません。
波止はある程度調べてましたのでロープワークは事前に練習をしてました。仕事で使う事もあるのでほぼ直ぐにマスターする事が出来ました。
船舶免許で教わるロープワークは
・もやい結び<ボーラインノット>
・まき結び<クラブイヒッチ>
・クリート止め<クリートヒッチ>
・ひとえつなぎ<シングルシートベント>
・いかり結び<フィッシャーマンベント>
・本結び<フィッシャーマンズベント>
・ふたえつなぎ<ダブルシートベント>
計7種類の結び方を覚えておかなけばなりません。
特に体で覚えてすぐに出来るようになっておかなければいけないのが「もやい結び」「クリート止め」「まき結び」の3つです。
実技の時に着岸後、船を係留して下さい。と言う時に船を固定する時に上記3つを身体で覚えておかなければ話になりません。
「私の場合、もやい結びで係留実技を行いました。もやい結びは必ず覚えておきたいですね!」
後は先生とマンツーマンで下記流れで練習を行いました。
解らん-離岸-発進-直進-後進-変針-蛇行-人命救助-着岸-係留 の流れです。
私の中で少し難しいなぁと思ったのが着岸です。
風等の影響を受けたり、細かな操作「前進・後進」の作業+舵操作が必要な為、何回も練習させてもらいました。
実技の4時間は時間の経つのも直ぐに終わり、実技審査の方も特に失敗という程のご指摘はありませんでした。
しいて言われたのが「着岸の時にもう少し速度を落として着岸したほう良い」と言われました。
先生曰く「波止さんロープの結びは完璧ですね!」なんてお褒めの言葉も頂きました!
船舶実技は、正直慣れですね。少し問題なども出されたりしましたが、「エンジンがかからない時に確認する所は?」
なんて問題。最初に先生が教えてくれるので、それなりの所を見ていれば問題ないレベルですね。
後は、「声に出して確認をする!」これはとっても大事です。恥ずかしがらずに常に何かする時は「声に出して確認する事!」
たとえば、発進の時に右よし、左よし、後ろよし、前よし。なんていかにも確認したようにすると減点の対象にはなりません。
実技演習は出来ていない所を減点していく方式らしいので。先生曰く「とにかく声に出して間違ってても全て確認する!」
とご指導いただきました!実技教習は船に乗って楽しい教習でした。
実技教習でお世話になった船↑